乾癬があると何を食べちゃいけないの?
「乾癬」と「食事」というキーワードでインターネットを検索すると、「これを食べてはいけない」や「乾癬を食事で治す」など、たくさんの情報が出てきます。でもこういった情報は科学的に検証されているのでしょうか?
検索結果として比較的よく出てくるのが「糖質や脂質を制限する」というものです。これは主に摂取カロリーを減らすという意味だと思います。確かに肥満が乾癬の発症や悪化と関係しているという研究報告があり1,2、それは白人だけでなくアジア人についても3、また、子どもについても同様の研究報告があります4。
では、摂取カロリーを減らすと、乾癬はよくなるのでしょうか?結論から言えば、摂取カロリーを減らし、体重を減らすだけでは乾癬をよくすることがむずかしい場合が多く、薬物治療や紫外線治療などの基本的な乾癬治療と組み合わせることが必要です。
さらに、こういった体重減少の乾癬治療への付加的な効果は、もともと太り気味の人(BMI*>25)で確認されていて5-7、あまり太っていない人でも同じような効果があるかどうかはわかりません。それに、やっぱり日本人、白いご飯はおいしいし、唐揚げも食べたい!ムリな食制限はかえってストレスになりますし、長続きもしません。
実際にカロリー制限の効果が維持されるのは3ヶ月から半年程度で8,9、過度なカロリー制限は倦怠感、軽度の頭痛、便秘、ふらつき、冷え性、空腹感などの副作用の原因にもなります10。食事は、私たちの体を維持し、健康を増進させるのにとても重要ですよね。たとえ乾癬があったとしても、過度なダイエットはかえって体の調子を悪くする可能性がありますし、体重を落としたいのであれば適度な運動(関節炎のある人はできる範囲で!)も取り入れたいですね。
*BMI:Body Mass Index(体格指数) = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
参考文献:

奥瀬正紀
睦月山羊座の O 型です。乾癬とは 20 年と少しのお付き合いです。 お勤めはすでにリタイアしていますが旧職場の仲間たちとは今でもときどき交流を図っています。 地域でのつながりも大切と考えて数年前から地元でボランティア活動にも参加しています。 患者団体の活動で知り合った仲間やお世話になっている方々も私にとって大切な人たちです。 病気を持ちながらの人生ではありますが、たくさんの人たちとかかわれていることはとても幸せだと感じています。 当ウェブサイトのメンバー紹介もあわせてご参照ください。
角田洋子
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添川雅之
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山下織江
1男1女の母。七夕生まれ。空を眺めるのが好きすぎて、気象予報士の資格を取得。温泉も大好きで、学生時代は乾癬を治したい一心もあり、 温泉宿に長期住み込みバイトをした経験も。少し人見知りですが、外へ出かけて新しい世界に触れるのが大好きです。 最近は、ヨガを毎日コツコツ続けています。走るのが好きでしたが、関節炎の症状が出てからは、街や自然の中をのんびり歩くのがお気に入りです。 こちら のプロフィールも、よろしければご覧ください。

柴崎弘之
人との出会いを大切にしながら、患者会や学会をきっかけに全国を訪れることも楽しみの一つです。イベントやSNSなどを通して、乾癬への正しい理解が少しずつ広がり、患者さんが安心して笑顔で過ごせる社会を目指して情報発信を続けています。旅行やドライブが好きで、新しい景色やおいしいものとの出会いも楽しみの一つ。実は、いちごが大好きで、旬の季節にはつい食べ過ぎてしまうのは内緒です。
鈴木由香里
テキスト

今井梨紗子
大阪出身。就職をきっかけに奈良へ移り住み、気がつけばもうすぐ10年。奈良の暮らしにすっかり魅了され、毎日鹿を眺めながら癒やされています。2025年に第一子を出産し、現在は育児に奮闘中です。最近の楽しみは、子どもが寝たあとの貴重なひとり時間です。乾癬とは子どもの頃からの付き合いですが、長い間症状を隠して過ごしてきました。その反動もあってか、今は乾癬について積極的に発信する側になりました。よろしくお願いします。
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